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米国人の75%近くが飲酒・女性や非白人で急増
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米国で飲酒習慣のある人が増えており、特に女性、非白人、高齢者の間で問題のある飲酒が急増していることが、連邦政府の資金で行われた調査で分かった。
 
 公共ラジオNPRによると、国立アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)、ニューヨーク州立精神医学研究所などが国内の成人数万人を対象に2002〜13年の飲酒習慣の変化を調べたところ、期間中に飲酒する人が11%増え、13年は75%近くが「過去1年間に酒を飲んだことがある」と答えた。調査報告書は米医師会の精神科専門誌JAMAサイカイアトリー(JAMA Psychiatry)最新号に掲載された。
 
 飲酒はすべてのグループで増加したが、非白人(アジア系と太平洋諸島系では約30%増)や、65歳以上(22.4%増)の増加が目立ち、高リスクおよび問題ある飲酒の増加率はさらに高かった。高リスクの飲酒とは、女性なら1日4杯以上、男性は5杯以上の飲酒を毎週続ける飲み方をいい、全体で29.9%増加したが、女性の間では58%、高齢者では65%も増加した。
 
 問題ある飲酒には、繰り返しの恐れがあるまたは人生に重大な影響を与えるような飲み方をするアルコール乱用と、飲酒をやめられないアルコール依存症が含まれる。問題ある飲酒は調査期間中に全体で約50%増加し、特に女性の間では83.7%、黒人の間では92.8%、貧困層(年収2万ドル以下)では65.9%増え、高齢者の間では2倍以上に増加した。
 
 飲酒者の増加率は総じて白人より非白人の方が高かった。調査報告書は、白人と非白人の所得格差の広がりがストレスややる気の低下を引き起こし、教育、雇用、住宅、健康面の格差を解決しようとする「対処行動」として非白人の飲酒が増加しているのではないかと指摘した。
 
 高リスクの飲酒はさまざまな病気や精神的問題のほか、暴力、犯罪、事故につながることが多いため、調査担当者らは今回の調査結果が「公衆衛生の危機」や「飲酒が大きな要因となる多くの慢性合併症の増加」を示していると見ている。
 
 過去の研究によると、飲酒率は1970年代〜90年代にかけて横ばいまたは減少傾向にあったが、90年代になると飲酒習慣のある人が50%近くまで増え、高リスクの飲酒をする人は20%、問題のある飲酒は12%増加した。

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